日蓮宗 感應寺 全景


山門
  客殿 外観
山門   客殿 外観

客殿 和室
  客殿 和室見通し
客殿 和室   客殿 和室見通し

鐘楼堂
  鐘楼堂 獅子鼻
鐘楼堂   鐘楼堂 獅子鼻

永代納骨堂 外観正面
  永代納骨堂 内観
永代納骨堂 外観正面   永代納骨堂 内観

Photo : BAUHAUS NEO


日蓮宗 感應寺
工事内容 客殿庫裡・鐘楼堂・山門・水屋・永代納骨堂 新築
所在地 東京都江戸川区一之江
発注者 宗教法人感應寺
設計・監理 (客殿庫裡・山門)小崎建築設計事務所
(鐘楼堂・水屋・永代納骨堂)佐藤秀一級建築士事務所
用途 寺院
構造 (客殿庫裡)RC造
(鐘楼堂・山門・水屋)木造
(永代納骨堂)RC造+木造
階数 (客殿庫裡)地上2階
(鐘楼堂・山門・水屋・永代納骨堂)地上1階
延床面積 (客殿庫裡)613.65 m²
(鐘楼堂)8.26 m²
(永代納骨堂)12.49 m²
竣工 (客殿庫裡)2008年1月
(鐘楼堂・山門・水屋)2008年12月
(永代納骨堂)2013年8月
リンク 江久山蓮光院感應寺 新規ウィンドウで開く
Wikipedia - 感應寺 新規ウィンドウで開く
感應寺梵鐘 - 江戸川区指定有形文化財 新規ウィンドウで開く
コメント 江久山感應寺は、1205年(元久2年)、真言宗の僧・空念による開山と伝えられています。1288年(正応元年)に日蓮宗に改宗。かつては蓮明坊・是林坊の二院を擁し、中本寺として重きをなしていました。
昭和中期に建築された旧客殿は、傷みが著しかったため、檀信徒の皆様で理想の客殿庫裡を十分にご検討され、施工品質にこだわる当社に御下命をいただきました。
新「客殿 庫裡」は、躯体には鉄筋コンクリート壁構造を採用し、強固な構造としました。内部は木材と左官仕上げを中心とした和風造りとし、外観は重厚かつ優雅な伝統的な意匠を保持して、長い歴史のある寺院にふさわしい建築に仕上がりました。
欅と吉野の桧を使用した「鐘楼堂」は、中世の折衷様式に従って設計・施工にあたり、特に屋根は振隅、切裏甲、垂木は居定付きとしました。橦木はお檀家様より棕櫚(しゅろ)の木をご寄進いただき、趣のある音を醸し出しています。当社木造技能部門の大工職たちの職人技の粋を集め、精巧で美しい容姿の堂宇となりました。なお、吊り下げられた梵鐘は、1698年(元禄11年)に鋳造されたもので、名工・藤原正次の作です。江戸川区内最古の鐘として、戦時供出を免除されています。
また、八角円堂の「永代納骨堂」は、屋根のみを木造、軒から下を鉄筋コンクリート造とする併用構造を採用しています。コンクリートの外壁面には木造建築の仕上げと同じ意匠を浮き上がらせ、伝統建築へのオマージュとも言える造り込みを施しました。銅板葺の屋根と漆喰色の壁の潔いコントラストが、墓参者を異次元の静寂な空間に誘います。


 

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