真言宗豊山派 金剛院 伽藍全景


本堂 外観
  本堂 南西面外観
本堂 外観   本堂 南西面外観

本堂 内陣
  客殿 外観
本堂 内陣   客殿 外観

客殿 西廊下
  客殿 広間見通し
客殿 西廊下   客殿 広間見通し

蓮華堂 南東面外観
  カフェ 赤門テラス なゆた
蓮華堂 南東面外観   カフェ 赤門テラス なゆたから境内を見る

大師堂 外観
  山門 南面
大師堂 外観   朱塗りの山門(赤門) 南面

Photo : BAUHAUS NEO


「金剛院建築記念ビデオ」金剛院配信 (YouTube動画)


真言宗豊山派 金剛院
工事内容 本堂・客殿・大師堂・山門 耐震補強改修、蓮華堂・庫裏 新築
所在地 東京都豊島区長崎
発注者 宗教法人金剛院
設計・監理 (本堂・客殿・大師堂)佐藤秀一級建築士事務所
(蓮華堂)有限会社M.A.P.建築計画
用途 寺院
構造 (本堂・大師堂・蓮華堂・山門)RC造、(客殿)木造
階数 地下1階 地上2階
延床面積 (本堂)111.75 m² 、(客殿)304.29 m²、
(大師堂)22.09 m²、(蓮華堂)1,227.92 m²
竣工 2014年3月(山門のみ2016年8月)
受賞等 (本堂・客殿)2014年 国登録有形文化財(建造物)
リンク 真言宗豊山派 金剛院 新規ウィンドウで開く
赤門テラス「なゆた」 新規ウィンドウで開く
文化財オンライン 金剛院本堂 新規ウィンドウで開く
文化財オンライン 金剛院庫裏(現・客殿) 新規ウィンドウで開く
コメント 蓮華山仏性寺金剛院は、1522年(大永二年)に創建された真言宗豊山派の寺院です。 創建500年に向けての伽藍整備事業の一環として、それぞれの建築物の改修および新築工事を担当しました。
本堂(築後60年)は、建築当時には珍しかった鉄筋コンクリート造で、金堂と礼堂を一体とした双堂形式で建てられています。今回の耐震補強工事では、耐力壁を鉄筋コンクリート造で造り替え、小屋裏に鉄骨水平ブレースを新設しました。
客殿(築後80年)は、客殿庫裡として使われていた建物で、本山の重鎮や皇族を迎えるための大玄関様式やむくり屋根など、伝統の建築様式が随所にあしらわれています。今回の耐震補強工事では、屋根軽量化のため屋根瓦を亜鉛板製和瓦に葺き替え、小屋裏の必要箇所にステンレス水平ブレースを入れ、耐力壁として小舞壁の設置を行いました。また、建物の変形を抑えるために7本の鉄骨柱を新設しました。
(本堂と客殿は、今回の改修工事後に、国の有形文化財に登録されました)
大師堂は、耐震補強とともに堂内のデザインを一新しました。
蓮華堂(新築)には、カフェテラスやイベントスペース等が設けられており、寺子屋、ヨガ、写経・写仏体験、映画上映会、ライブ、講演会など、お寺の新たな機能を拡張する多目的スペースとして、そして地域の交流拠点として、大切な役割を担っています。
山門(築後230年)は、江戸の大火でのお寺の善行のご褒美として、第10代将軍徳川家治から、徳川家の縁者だけが許される朱塗りの山門の建立が許され、それ以来金剛院は「赤門寺」と呼ばれて慕われてきました。1994年に豊島区より有形文化財の指定を受け、現在に至ります。


 

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