住友発哺山寮 外観


外観
  食堂
外観   食堂

食堂
  食堂
食堂   食堂

施工風景
  秀三によるイラスト
施工風景   秀三によるイラスト

秀三自筆の立面図
秀三自筆の立面図

Photo : 佐藤秀工務店、ほか


住友発哺山寮(佐藤秀三設計作品)
所在地 長野県下高井郡平穏村(現・長野県下高井郡山ノ内町字平穏)
設計・監理 佐藤秀三
施工 有限会社佐藤秀工務店(現・株式会社佐藤秀)
用途 山小屋
構造 木造
階数 地上2階
延床面積 295.63 m²
竣工 1940年(昭和15年)11月3日
おもな仕上 [屋根]杉皮葺き、[外壁]杉耳付板横羽目荒木ペンキ、[天井]布貼・化粧梁柱ダケカンバオイルステイン、[内壁]漆喰一部聚楽・階段・吹抜けの手摺白樺皮付材、[床]桧板手斧削りオイルステイン・和室タタミ敷
雑誌掲載 単行本「佐藤秀三(作品集)」 1979年9月8日発行 P.89~100,130
「新建築住宅特集」カントリーをめざした建築家 1994年5月号 P.21~28
コメント 志賀高原の一角、海抜1,650mの高地である発哺温泉の地に、山岳人会の登山やスキーのために建てられた山小屋です。山スキーの滑走路に面して建ち、スキーを履いたままスキーコースに出られます。
建物は現地の山の木材を使い、居間の吹抜けの中央には、曲がりくねった丸柱が一本印象的に立ち、露わしの梁・柱・方杖等の木に囲まれ、内部も自然と同化しています。
2階の二段ベッドの各部屋の入口にはドアはなく、カーテンだけで仕切られ、利用者の一体感を創生する開放的な空間構成となっています。


 

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