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中村研一邸茶室「花侵庵」
正面外観
内観
古材を用いた柱や梁
外観詳細
蹲
立面図
Photo : 都市建築写真事務所、佐藤秀、ほか
中村研一邸茶室「花侵庵」
(佐藤秀三設計作品)
所在地
東京都小金井市
設計・監理
佐藤秀三/佐藤秀一級建築士事務所
施工
株式会社佐藤秀工務店(現・株式会社佐藤秀)
用途
茶室
構造
木造
階数
地上1階
延床面積
28.93 m²
竣工
1960年(昭和35年)7月
おもな仕上
[屋根]三州瓦新磨軒先万十、[外壁]砂漆喰・化粧梁松古材OS・えつり竹下地窓、[天井]古材杉中杢板うずくり仕上羽重張錆竹竿縁、[内壁]本聚楽・杉面皮柱、[床]タタミ敷
受賞等
2019年 国登録有形文化財(建造物)
雑誌掲載
単行本「佐藤秀三(作品集)」 1979年9月8日発行 P.75~88,129
広報紙「市報 こがねい」2019年7月1日発行 P.6
リンク
中村研一 (Wikipedia)
国登録有形文化財(はけの森美術館)
中村研一と佐藤秀三(YouTube 東京都小金井市公式動画チャンネル)
コメント
昭和35年に建築されたこの建物は、洋画家の中村研一氏の自邸の離れの茶室です。柱・梁材や天井板などに旧主屋の古材を使って建てることを秀三が提案しました。
素朴で個性的な意匠の秀三風の茶室で、日本古来の民家といわゆる数奇屋が渾然と一体化したデザインで、構造も数奇屋の繊細、優雅さより民家の素朴さと力強さが見られます。使われている木材も、素地のものはほとんどなく、オイルステインの古色で塗られています。
東京都小金井市の美術の森緑地内に現存し、小金井市立はけの森美術館の附属施設として一般公開されています(茶室は外観のみ公開)。平成31年3月29日付で、主屋とともに、国の登録有形文化財に登録されました。
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